2023/12/28 18:24

アルバイト探しもそこそこに・・・
昨夜録っておいた相米慎二監督の「風花」を早速見ることに。

映画に詳しくないので、最近夜中に日本映画を続けてやってるなぁ~と思っていたら
相米慎二監督の作品を連日放送しているらしかった(過去形なのは昨夜でオシマイだったから)。
「お引越し」くらいしか知らなかったけど、
「ションベン・ライダー」や「台風クラブ」も相米監督の作品。ふーん。
そして、なんと懐かしの「翔んだカップル」もそうだった。
私は子供の頃、薬師丸ひろ子がとても好きで、これは映画館に観に行った思い出の作品。
同じく相米監督の「セーラー服と機関銃」も映画館で。
確か「翔んだカップル」は・・・と、ここまで書いて、このタイトルってどうなの?と今思った。
私と同じくらいの世代の方だったら大丈夫(何が?)だろうけどなぁ・・・う~ん。
でもこの映画にはあの(?)石原真理子が出ていたり(当時はキレイな人だな~と思った)、
あの(?)円広志が出ていたり。
そして、何といっても薬師丸ひろ子の天性のナチュラル演技が可愛く炸裂している作品でした。

で、「風花」ですが、なかなか大人っぽい映画でした。



なんとなくこんな雰囲気やろな~・・・と思っていたら、本当にそんな映画だった。
なんというかやりきれなさというかどうしようもなさというか、哀しみみたいな諦めみたいな、
そんなものが終始流れているような。
そこにある救いのようなものを感じた時はちょっとグッときてしまった。
私は映画とかお話の中に救いを見つけられないと落ち着かない。
形には見えなくても自分の中の救いみたいなものを見つけられると、
その作品が好きでも嫌いでもまぁそれなりにふ~ん、って納得してるかも。
でもこれ、好きか嫌いか分かれそう。私は別に好きでも嫌いでもなかった・・・。
ところで、浅野忠信。人気あるし私も大好きなのだけど、これまたすごくよかった。
この映画で一番よかったのは浅野忠信やなぁ・・・。
浅野忠信の何が好きって、
あんなに特徴のある役というかエキセントリックな役ばかりやってるのに
インタビューとか見てるとすごく礼儀正しくて自分に正直なお兄ちゃん!
という雰囲気を包み隠さない・・・どころか自然に出ちゃう。そんなところ。素晴らしい。