2023/12/28 19:00
このあいだ、ちょっと探し物があったので
久しぶりに家の近所にあるインテリア雑貨のお店に行ってみました。
前にもlifeに書いたことがあるお店で、なんというか正統派のインテリア雑貨のお店です。
個人的に古雑貨や無名だけど何か心にグッとくる作家さんの雑貨などに惹かれることが
多いのですが(限られているけれど)、こういったお店もすごく好きです。
カリモクやイームズの椅子が置いてあったり、キャサリンホルムのお鍋やArabiaのカップ、
ステーショナリーだったらD-BROSとか、洋服や鞄なんかも質のいいものが多くて・・・
と書いていくと、とってもイメージしていただきやすいと思うのですが(笑)
まぁそんな、ちょっと(いい意味で)背筋が伸びるような素敵なお店です。
そこですごく欲しいなぁ~と思うものを見つけました。
何かと言いますと、それは腕時計。
ロゼモンの腕時計がガラスケースの中にいくつか並んでいました。
文字盤の形、大きさやそのデザイン、アンティーク風の雰囲気ですごく可愛かった。
文字盤に入っている薔薇も、時計にくっついてる白い薔薇もハッとする感じでした。
いつもそんなに腕時計を愛用しているわけではなく、
ずっと使ってるzuccaのものがとても好きなので、なかなか購入を考えたりしないのですが、
ふと目に入ってジーッと見つめてしまったのでした。
さてさて、話は変わりまして。今通勤途中に読んでいる本の話。
よしもとばなな(平仮名になったことを今まで知らなかった)の「ハゴロモ」なのですが、
今日、職場に向かう電車の中で読んでいたらグッときてしまい、何度も涙が出そうになりました。
よしもとばななの本って学生時代から読んでいるけれど、
登場人物がどこか風変わりなんだけどとても優しくて、それとなく大事なことを教えてくれてるような、
現実的なんだけど遠くを見ていて、その中に希望みたいなものを感じさせてくれるような、
それなのにどこか厭世的でもあって、普通とは違った形で癒しをもらえるような、
そんなところが(で、一体どんなところ?)とても好きです。
私が若い頃はまわりに「TUGUMI」のつぐみファン(?)が多かったんだけど、
私はずっと「哀しい予感」のゆきのおばさんがとても好きでした。
この本の中の主人公ほたる、るみちゃんやみつるくんもすごく素敵。
るみちゃんはなんだか友達に似てるなー。
この本、古本屋で105円だったのですが、
これの前に谷崎潤一郎の「痴人の愛」(こっちはなんと50円でした)を読んだのです。
文豪作品なんだけど、主役の男性の日記というか手紙を読んでるみたいで読みやすかった。
なにしろ、その前に読んでた太宰治の「晩年」にやられそうになっていたので(笑)。
でも、男の人って・・・根本はこんなもんだろう・・・と思いつつも、
あらあらまぁ・・・という感じで読み進め、そのまま終わってしまいました。
また今日も古本屋さんで105円、買ってきました。
「ハゴロモ」がもう終わってしまうので(字がでっかいのです)次に読もうと思います。楽しみ。
↓ 春~夏用のブックカバー。友達が以前作ってくれたもの☆